メッセージ
検事のとき、訪ねて来るのはほとんどが加害者側の弁護士でした。
被害者は孤立無援、社会から疎外されていると強く感じました。
裁判では被害者ご遺族は被害感情を訴えるための証人となります。
検事の質問に的確に答えていただくために打ち合わせをします。
これで検事の仕事は終わりです。
事件直後から報道機関が詰めかけ連日のように玄関のベルを押し、被害者が心身ともに疲れ果てても支援する人はいません。
加害者との示談交渉が先に出てきますが、被害者が望む支援はそんなところにはないことを知りました。
弁護士になったとき、私自身の反省を込めて、率先して支援に取り組むことを心で誓った次第です。
取扱分野
顧問会社が多く、会社法務を扱っていますが、一般の民事事件(家事事件を含めて)が中心の事務所です。
知床観光船事件では、被害者弁護団の事務局を事務所に置き、若手弁護士が事務局長を担っています。
経歴
北海道大学法学部卒業
1981年に検事任官(札幌、京都などで任務)
1985年に札幌弁護士会登録
1988年に札幌双葉法律事務所を開設し現在に至る
役職など
元 札幌弁護士会副会長、札幌弁護士会犯罪被害者支援委員会委員長
現 北海道弁護士会連合会犯罪被害者支援委員会委員長
日弁連犯罪被害者支援委員会委員など
共著
『ケーススタディ被害者参加制度・損害賠償命令制度』(東京法令出版 2013年)
『死刑賛成弁護士』(文藝春秋「文春新書」 2020年)
趣味
若手弁護士と庭でバーベキューをして語り合うこと
事務所情報
〒060-0061
北海道札幌市中央区南1条西13丁目317-3 フナコシヤ南1条ビル5F
札幌双葉法律事務所
http://www.futaba-law.com/
011-222-8480