川上 賢正

メッセージ

昔、刑事弁護人をしていたとき、被告人が白々しい弁解をしているのを隣で聞いていて、嫌になった。そんなしらじらしいことに加担するよりも、被害者といっしょに泣き、そのくやしい気持を裁判所に伝える仕事の方がはるかにいいし、ストレスがなく、社会に貢献しているという気持になってきて、犯罪被害者支援活動にのめり込むようになりました。弁護士生活も３５年過ぎようとしているが、いまや　犯罪被害者支援は私のライフワークになっています。
死刑制度について、私はもともとは死刑反対だった。しかし、とある殺人事件での被害者の参加事件をするなかで、遺族の方の死刑を望んでいる気持に触れて、私の気持は変った。死刑でなければ治まらないという気持をやはり大事にしたいと思っている。

取扱分野

民事事件が中心。債権回収、債務整理、離婚、遺産分割など、多方面にわたって、仕事している。
ときに、刑事の被害者参加事件があると、刺激的な毎日がはじまる。

経歴

昭和５１年　　　神戸大学　法学部卒業　
昭和６１年４月　福井弁護士会　入会
平成１４年４月～平成１５年３月　福井弁護士会会長　

役職など

福井弁護士会　犯罪被害者支援委員会委員　
中部地方弁護士連合会　犯罪被害者支援委員会　委員
福井県犯罪被害者支援連絡協議会　会長　
福井被害者支援センター　副理事長　事務局長　

著書・メディア

『死刑賛成弁護士』（文藝春秋「文春新書」）
『ケーススタディ　被害者参加制度』（東京法令出版）
同２訂版　　
『捜査研究　Ｎｏ．７９９』（東京法令出版）

趣味

プールでの水中ウォーキング